となりの君へ
「じゃあ、菜緒ちゃんならどう?」

「まあ、それなら」

「もう、菜緒と蒼太、中学から一緒なんだから、仲良くしてよ」

蒼太は幼い時からの幼馴染だし、菜緒とは中学の時も仲が良かったので、互いに認知はしている。

なのに微妙な距離感の二人には仲良くなってほしかった。

「じゃ、改めてよろしく、蒼太」

「よろしく…菜緒ちゃん」

「それでよし」

完全に私と菜緒のペースに乗せられた蒼太を見て笑った。
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