星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
「それじゃあ、また明日」と逃げるようにその場を離れようとすると、若松くんが私の右腕を掴んだ。
「ちょ……なに!?」
「井筒さんって、かわいいですよね」
「は? いきなりなに言って……」
「今からご飯行きません? この近くに2人きりになれるとこ、ありますよ?」
……なんなの、この人。
入社して間もないのに、こんなこと言う奴いる?
そもそも、私には大空がいる。 大空に疑われるようなことはしたくないし、私には大空以外の男性なんて考えられない。
「若松くん離して。 私、急いでるの」
「彼氏と待ち合わせかなんかですか?」
「あのね……若松くんには関係ないことでしょ?」
大空のことは、今話題に出したくなかった。 というより、大空の名前を出してはいけないと、なぜか直感でそう思った。
もしここで大空の名前を出して、大空になにかあったら……。
ただでさえ左耳が聞こえにくくて生活に支障があるのに、これ以上の余計な負担は増やしたくない。
「ふぅん……まぁいいや。 その気じゃないなら、誘ってもつまらないんで。 また明日」
意外にもあっさりと私の手を離すと、彼はその場から去ってしまった。
やっぱり、若松くんに関わるのはなんだか危険な気がする。
「ちょ……なに!?」
「井筒さんって、かわいいですよね」
「は? いきなりなに言って……」
「今からご飯行きません? この近くに2人きりになれるとこ、ありますよ?」
……なんなの、この人。
入社して間もないのに、こんなこと言う奴いる?
そもそも、私には大空がいる。 大空に疑われるようなことはしたくないし、私には大空以外の男性なんて考えられない。
「若松くん離して。 私、急いでるの」
「彼氏と待ち合わせかなんかですか?」
「あのね……若松くんには関係ないことでしょ?」
大空のことは、今話題に出したくなかった。 というより、大空の名前を出してはいけないと、なぜか直感でそう思った。
もしここで大空の名前を出して、大空になにかあったら……。
ただでさえ左耳が聞こえにくくて生活に支障があるのに、これ以上の余計な負担は増やしたくない。
「ふぅん……まぁいいや。 その気じゃないなら、誘ってもつまらないんで。 また明日」
意外にもあっさりと私の手を離すと、彼はその場から去ってしまった。
やっぱり、若松くんに関わるのはなんだか危険な気がする。