星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
どういった訳か介護認定をまだしておらず、入院中に申請することになったようだ。

ふと時計に目をやると、12時10分前。
少し早めに食事を済ませ、患者さんの様子を見に行ってみようかな。


「すみません、休憩行かせていただきます」


隣の席に座っている、森嶋さんに声を掛けてから席を立つ。
森嶋さんは他院との連携を取ってくれている、いなくてはならない存在だ。

私が勤める大北総合病院は大きな病院であり、他院からの予約患者も多い。
基本予約必須で、紹介元の病院からのFaxをもとに、森嶋さんが格診療科の予約枠を確保してくれているのだ。

1日約30件以上の紹介患者の予約枠を確保しているらしく、森嶋さんが休暇を取っていない日の地域連携室はてんやわんやになっている。


森嶋さんに見送られながら休憩室に行くと友希がいて、お弁当を食べていた。 最近入院患者が増えて、友希も毎日忙しそうにしている。


「友希、お疲れ様」

「お、お疲れ様。 お昼一緒になるの、なんか久しぶりじゃない?」

「お互い忙しいからね。 元気にしてる?」

「まぁそれなりに。 星七は順調?」


「うん、順調」と笑顔で言って、持参したお弁当を開いた。
大空と住み始めてからはちゃんと大空の分も作っていて、それがちょっとした幸せだと感じている。
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