星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
踵を返しナースステーションに戻ると、勤務中の友希に声を掛けた。 事情を説明すると快く面会を承諾してくれ、病室の前まで一緒に来てくれると言う。
ドキン、ドキンと高鳴る胸に手を当てながら、もう1度病室のドアを開けた。
「山屋さん、今ちょっといいですかー?」
不振に思われないよう、まずは看護師の友希が明るく母に声を掛けてくれる。 その声に気が付いた母はこちらを振り向くと「またなにか用事なの?」という様な表情を浮かべている。
点滴と繋がれた母を見て、胸が締め付けられてしまう。
「ちょっとね、ソーシャルワーカーさんからお話がありますから」
友希はそう言うと私の肩をポンっと叩いて、病室を出て行ってしまった。
いきなり2人になり、なにから話せばいいのか迷ってしまう。 そんな私を見た母が、ゆっくりと口を開いた。
「……あんた、星七でしょう?」
「えっ……」
「高校生のときから、全然変わってない」
驚いて、息が上手く吸えない。
だって、まさか。 覚えていてくれているなんて、思ってもみなかった。
あの日私がいなくなってから、母の中で私なんて存在していないものだと思っていたから……。
それがまさか……忘れていなかったなんて。
「あんた、ちゃんと働いていたのね。 びっくりした」
ドキン、ドキンと高鳴る胸に手を当てながら、もう1度病室のドアを開けた。
「山屋さん、今ちょっといいですかー?」
不振に思われないよう、まずは看護師の友希が明るく母に声を掛けてくれる。 その声に気が付いた母はこちらを振り向くと「またなにか用事なの?」という様な表情を浮かべている。
点滴と繋がれた母を見て、胸が締め付けられてしまう。
「ちょっとね、ソーシャルワーカーさんからお話がありますから」
友希はそう言うと私の肩をポンっと叩いて、病室を出て行ってしまった。
いきなり2人になり、なにから話せばいいのか迷ってしまう。 そんな私を見た母が、ゆっくりと口を開いた。
「……あんた、星七でしょう?」
「えっ……」
「高校生のときから、全然変わってない」
驚いて、息が上手く吸えない。
だって、まさか。 覚えていてくれているなんて、思ってもみなかった。
あの日私がいなくなってから、母の中で私なんて存在していないものだと思っていたから……。
それがまさか……忘れていなかったなんて。
「あんた、ちゃんと働いていたのね。 びっくりした」