星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
タカラモノ
母が入院してから1ヶ月が過ぎた。
主治医、大空にも私と母の関係のことを話し、毎日顔を覗かせてもらっている。
母の病状は今安定はしているものの、いつ様態が悪化するかわからない。
主治医からは「覚悟が必要」と伝えられたものの、今のところ病状に変化はなさそうで、安心している。
「星七、今週の土曜日って、なにも予定ないよね?」
「うん、なにもないけど、どうしたの?」
今にも雪が降りだしそうな空の12月初め。
いつものように朝食を摂っていると、大空が週末の予定を聞いてきた。
たまに友希とランチに出かけたりすることもあるけれど、今週はなにも予定がない。 寒くなって外出するのも億劫になっているから、家で撮り溜めたテレビ番組を観たりDVDを観て過ごしている。
「土曜日に星七のお母さんに会いに行こうよ」
「えっ? 大空も一緒に?」
「うん、たまにはね。 久しぶりに土曜日、休みなんだ」
そう言った大空は、半熟の目玉焼きがのせてあるトーストをかじる。
そう言われてみると、最近大空は土日出勤が多かったように思う。 大空いわく「下っ端だからね」と笑っていたけれど、私は少し寂しかった。
休みなら一緒に過ごしたいなぁとも思ったけれど、大空が母のお見舞いに行きたいと言ってくれているのは嬉しい。
主治医、大空にも私と母の関係のことを話し、毎日顔を覗かせてもらっている。
母の病状は今安定はしているものの、いつ様態が悪化するかわからない。
主治医からは「覚悟が必要」と伝えられたものの、今のところ病状に変化はなさそうで、安心している。
「星七、今週の土曜日って、なにも予定ないよね?」
「うん、なにもないけど、どうしたの?」
今にも雪が降りだしそうな空の12月初め。
いつものように朝食を摂っていると、大空が週末の予定を聞いてきた。
たまに友希とランチに出かけたりすることもあるけれど、今週はなにも予定がない。 寒くなって外出するのも億劫になっているから、家で撮り溜めたテレビ番組を観たりDVDを観て過ごしている。
「土曜日に星七のお母さんに会いに行こうよ」
「えっ? 大空も一緒に?」
「うん、たまにはね。 久しぶりに土曜日、休みなんだ」
そう言った大空は、半熟の目玉焼きがのせてあるトーストをかじる。
そう言われてみると、最近大空は土日出勤が多かったように思う。 大空いわく「下っ端だからね」と笑っていたけれど、私は少し寂しかった。
休みなら一緒に過ごしたいなぁとも思ったけれど、大空が母のお見舞いに行きたいと言ってくれているのは嬉しい。