星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
キミのスガターside.大空ー
初めて彼女を見かけたのは、この大北総合病院に勤め始めて1ヶ月が過ぎたゴールデンウィーク明けの頃だった。
病棟での業務にもある程度慣れ、日勤でナースステーションで仕事をしていたときに、彼女に出会った。
スラっとした体型に、長いであろう髪を後ろでまとめ、ヘアクリップで留めてある。
そんなに背は高くなくて、すれ違いざまにふわっといい匂いがした彼女に、俺は釘付けになってしまった。
「すみません、あの人って、誰ですか?」
「あぁ、あの人? ソーシャルワーカーの井筒さんよ。 普段は地域連携室で仕事をしていると思う」
「そうなんですね……初めて見ました」
「可愛らしい子よねー。 いかにも〝女子〟って感じで」
仕事中だというのにも関わらず、先輩看護師に彼女について尋ねてしまった俺。
仕事も淡々とこなし、ドクターや看護師の会話にもしっかりと受け答えができている彼女はとてもまじめで清楚なイメージだった。
でも、それがすべて覆されてしまう。
ゴールデンウィークが終わった、その週の金曜日のことだったと思う。
夜勤だった俺は、救急外来の入り口から更衣室へ向かおうと当直室の近くを歩いていた。
18時を少し回った頃、見覚えのある姿が目の前からこちらへと向かって歩いて来る。
病棟での業務にもある程度慣れ、日勤でナースステーションで仕事をしていたときに、彼女に出会った。
スラっとした体型に、長いであろう髪を後ろでまとめ、ヘアクリップで留めてある。
そんなに背は高くなくて、すれ違いざまにふわっといい匂いがした彼女に、俺は釘付けになってしまった。
「すみません、あの人って、誰ですか?」
「あぁ、あの人? ソーシャルワーカーの井筒さんよ。 普段は地域連携室で仕事をしていると思う」
「そうなんですね……初めて見ました」
「可愛らしい子よねー。 いかにも〝女子〟って感じで」
仕事中だというのにも関わらず、先輩看護師に彼女について尋ねてしまった俺。
仕事も淡々とこなし、ドクターや看護師の会話にもしっかりと受け答えができている彼女はとてもまじめで清楚なイメージだった。
でも、それがすべて覆されてしまう。
ゴールデンウィークが終わった、その週の金曜日のことだったと思う。
夜勤だった俺は、救急外来の入り口から更衣室へ向かおうと当直室の近くを歩いていた。
18時を少し回った頃、見覚えのある姿が目の前からこちらへと向かって歩いて来る。