星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
私を不倫から抜け出せるよう、助けてくれた遠山くん。
もしも私で力になれることがあるのなら、次は私が彼に寄り添いたい……。
「すみません、今日はちょっと早めに帰ります」
「お、いいよ。 もしかして……デート?」
「いえ。 そんなことよりも、もっと大事な用事です」
いつもの様に仕事を終え、やっと定時を迎えた。
荷物をまとめながら茶化す奈部さんの話を上手くかわし、まだ昼間の暑さが残る中を全速力で走り抜け、駅に向かったーー。
* * *
やっぱり、大学病院は規模が違う。
たくさんの診療科があって、その分の病棟数があることが、外から見ているだけでもわかる。
……ここに、遠山くんがいる。
17時で外来診療時間が終わってしまっているため、今病院内へ入れるのは救急外来の入り口のみ。
正面玄関のすぐ横にある救急外来入口へと向かうと、私は院内へと入った。
入ってすぐに警備員室があり、不審者だと思われないよう念のため声を掛けておく。
「すみません。 面会、したいんですけど……」
「あぁー……このまま病棟行って、ナースステーションに声掛けてくれたらいいよ」
「そうですか。 ありがとうございます」
めんどうくさそうに対応をしてくれた警備員さんにペコリと会釈をして、私はさらに中へと進んでいく。
もしも私で力になれることがあるのなら、次は私が彼に寄り添いたい……。
「すみません、今日はちょっと早めに帰ります」
「お、いいよ。 もしかして……デート?」
「いえ。 そんなことよりも、もっと大事な用事です」
いつもの様に仕事を終え、やっと定時を迎えた。
荷物をまとめながら茶化す奈部さんの話を上手くかわし、まだ昼間の暑さが残る中を全速力で走り抜け、駅に向かったーー。
* * *
やっぱり、大学病院は規模が違う。
たくさんの診療科があって、その分の病棟数があることが、外から見ているだけでもわかる。
……ここに、遠山くんがいる。
17時で外来診療時間が終わってしまっているため、今病院内へ入れるのは救急外来の入り口のみ。
正面玄関のすぐ横にある救急外来入口へと向かうと、私は院内へと入った。
入ってすぐに警備員室があり、不審者だと思われないよう念のため声を掛けておく。
「すみません。 面会、したいんですけど……」
「あぁー……このまま病棟行って、ナースステーションに声掛けてくれたらいいよ」
「そうですか。 ありがとうございます」
めんどうくさそうに対応をしてくれた警備員さんにペコリと会釈をして、私はさらに中へと進んでいく。