星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
案内表を確認しながらエレベーターに乗り、遠山くんが入院しているであろう5階で降りると、警備員さんに言われた通りナースステーションに声を掛けた。
バタバタと動き回っている看護師の多さに、驚かされる。
「あの、すみません。 面会って、できますか?」
「こんばんは。 どちら様ですか? お約束はされていますか?」
「遠山……遠山大空です。 約束はしていません。 約束していないと、難しいですか?」
「そうですね……ご家族の方でないと、ちょっと難しいですね」
明らかに作った申し訳なさそうな表情で、断る受付の女性。
そんな……。 せっかくここまで来たのに、どうにかして会うことはできないのだろうか。
『来たよ』とメッセージを送ったところで返事はないと思うし、かと言って家族でもない私は無理やり面会することなんてできない。
今日は諦めて帰るしかないのか……と思い、ふと何気なく振り返ったそのときだった。
「え、星七……?」
「遠山、くん……」
目に飛び込んできたのは、点滴を腕に繋いだ遠山くんの姿だった。
点滴棒を持ったまま移動していた彼は、どこかへ行こうとしていたところなのだろう。
「星七……どうしてここに……」
明らかに戸惑っている彼。 そんな遠山くんに早く触れたくて、私は彼にゆっくりと近づいた。
バタバタと動き回っている看護師の多さに、驚かされる。
「あの、すみません。 面会って、できますか?」
「こんばんは。 どちら様ですか? お約束はされていますか?」
「遠山……遠山大空です。 約束はしていません。 約束していないと、難しいですか?」
「そうですね……ご家族の方でないと、ちょっと難しいですね」
明らかに作った申し訳なさそうな表情で、断る受付の女性。
そんな……。 せっかくここまで来たのに、どうにかして会うことはできないのだろうか。
『来たよ』とメッセージを送ったところで返事はないと思うし、かと言って家族でもない私は無理やり面会することなんてできない。
今日は諦めて帰るしかないのか……と思い、ふと何気なく振り返ったそのときだった。
「え、星七……?」
「遠山、くん……」
目に飛び込んできたのは、点滴を腕に繋いだ遠山くんの姿だった。
点滴棒を持ったまま移動していた彼は、どこかへ行こうとしていたところなのだろう。
「星七……どうしてここに……」
明らかに戸惑っている彼。 そんな遠山くんに早く触れたくて、私は彼にゆっくりと近づいた。