星空の下で愛を♦年下看護師の彼は彼女に一途な愛情を注ぐ♦
ドキドキと心臓が大きく波打っていて、周りに聞こえてしまわないか心配になるほどだ。
「はっ、初めまして。その……い、井筒星七と申します」
緊張しすぎて、どうしたものか、声が裏返ってしまった。 仕事を始めたころ、患者さんと初めて接するとなったときに、こんな風に緊張していたことを思い出す。
恥ずかしくなって俯いている私の背中を、大空がポンっと触れた。
「父さん。 星七さんは、俺の彼女」
戸惑っている私に助け船を出してくれたのは、大空。 〝俺の彼女〟だと、改めて紹介してくれた。
ご両親の前でそう言ってくれたことに、嬉しくて顔が熱くなる。
「星七さん、だね。 待っていたよ。 みんな、星七さんに会えるのを楽しみにしていたんだ。母さんなんて、昨日から『食事はなにがいいか』って、そればかりだよ」
「お父さん、やめてくださいよ。 さぁ、座って。 今お茶を淹れるから」
私の背中にそっと手を添えた大空は、椅子に座るよう促してくれた。
……嬉しい。
私がここへ来ることを、こんなにも楽しみにしていてくれたなんて。
さっきまであんなに緊張していたのに……大空のご家族があたたかく迎え入れてくれたお陰で、胸の辺りがぽかぽかとあたたかくなる。
「はっ、初めまして。その……い、井筒星七と申します」
緊張しすぎて、どうしたものか、声が裏返ってしまった。 仕事を始めたころ、患者さんと初めて接するとなったときに、こんな風に緊張していたことを思い出す。
恥ずかしくなって俯いている私の背中を、大空がポンっと触れた。
「父さん。 星七さんは、俺の彼女」
戸惑っている私に助け船を出してくれたのは、大空。 〝俺の彼女〟だと、改めて紹介してくれた。
ご両親の前でそう言ってくれたことに、嬉しくて顔が熱くなる。
「星七さん、だね。 待っていたよ。 みんな、星七さんに会えるのを楽しみにしていたんだ。母さんなんて、昨日から『食事はなにがいいか』って、そればかりだよ」
「お父さん、やめてくださいよ。 さぁ、座って。 今お茶を淹れるから」
私の背中にそっと手を添えた大空は、椅子に座るよう促してくれた。
……嬉しい。
私がここへ来ることを、こんなにも楽しみにしていてくれたなんて。
さっきまであんなに緊張していたのに……大空のご家族があたたかく迎え入れてくれたお陰で、胸の辺りがぽかぽかとあたたかくなる。