【短】俺の彼女泣かせたやつを八つ裂きにしようと思ってたら、なんと俺だった件。
「このみちゃんとの初めてはそれくらい大事にしたかったんですよ俺。…ね、知識だけとして利用してたってこと、わかるでしょ。
俺はこのみちゃんしか抱きたくねえし、このみちゃんの裸しか見たくねえし触りたくもない」
「ゆ、ゆいたくんは……付き合った女の子…、私が、初めて…?」
「もしそうじゃなかったら熟女で学ぶと思うかい…」
「お、思わない…です」
そして結多くんは、世界が明日消滅するんじゃないかってくらいの表情をしていた。
「なぜ俺はこんなことを包み隠さずヴィーナスに暴露してんだよ……、なにも格好つかねえし…くそ死にてえ」
顔を覆いながらつぶやいたあと、また忙しく見つめてくる。
「って、そんなことよりだ!!うそ、まさかずっと我慢させてた……?
俺はすげえ良かったんだけど…、やっぱ片方が良くてもってこと…ある…?」
彼が言っていることと、私がずっと不安に思いつづけていることは、きっと違う。