今更素直になれとでも!?
「もう無理…。ほんとにやばい…」
「…なにがだよ」
「お前が私の部屋にいるから!別に自分の家でいいじゃん」
「…暇なんだから別にいいだろ」
「よくねえよ!確かに話し相手はいるから暇つぶしにはなるかもだけど!」
こっちの心臓が持たないんだよ!
何回も思う、肝心なことは口に出さないまま、また心の中で叫ぶ。
相手は何も考えてないだろうから、恥ずかしいのは私だけだし。
なんか、負けた気分にもなる。
惚れた弱みってやつ…?これが。
「とにかく!わざわざ私の部屋でやることじゃないでしょ!!」
とりあえず赤くなっているであろう顔に気づかれたくなくて、思いっきり碧葉に言う。
…怒鳴ったって言うのかもだけど。
「…じゃあ、来る?家」
「はぁっ…!?」
恥ずかしさと暑さで考えるのも放棄し始めた頃。
碧葉がいきなり爆弾発言をしてきた。