溺愛幼なじみは甘くて強引
「そう言えば。私、生まれて初めてナンパされたよ。きっとアリスちゃんが隣にいたからだろうな。可愛すぎて目をひいちゃうんだよ。きっと」
「え……初めて?」
「うん、そうだよ?ってか、当たり前じゃん!私をナンパする人なんていないって~」
アハハと笑う私とは反対に、アリスちゃんは曇った顔をした。下唇をキュッと噛んで。「何かの言葉」を、呑み込んだようだった。
だけど、次に私と目を合わせた時は、いつものアリスちゃんだった。顔には、勝気な笑みが張り付いている。
「その年齢でナンパされたのが初めてとか。それ、女の子としてどうなの?向こう(イギリス)に行ってた時、ほぼ毎日されてたけどなぁ」
「毎日!?さすがアリスちゃん……」
あ、そう言えば。もう一つ気になってた事があったんだ。
男の人を蹴散らすために使った、あの黒い袋。あの正体って……。
「さっきのってさ、本当に銃なの?」
「え……初めて?」
「うん、そうだよ?ってか、当たり前じゃん!私をナンパする人なんていないって~」
アハハと笑う私とは反対に、アリスちゃんは曇った顔をした。下唇をキュッと噛んで。「何かの言葉」を、呑み込んだようだった。
だけど、次に私と目を合わせた時は、いつものアリスちゃんだった。顔には、勝気な笑みが張り付いている。
「その年齢でナンパされたのが初めてとか。それ、女の子としてどうなの?向こう(イギリス)に行ってた時、ほぼ毎日されてたけどなぁ」
「毎日!?さすがアリスちゃん……」
あ、そう言えば。もう一つ気になってた事があったんだ。
男の人を蹴散らすために使った、あの黒い袋。あの正体って……。
「さっきのってさ、本当に銃なの?」