溺愛幼なじみは甘くて強引
「アリスと、何かあった?」
「何も?」
「俺、ウソは嫌いだよ」
太陽とアリスが話していた時の、アリスのあの反応。「何もない」わけがない。
強めの口調で言うと、太陽は「そんな怖い顔しないで」とおにぎりを口へ運んだ。
「昨日の夜、外でアリスちゃんと会ってさ。俺、告白した」
「……今の、聞き間違い?」
太陽がアリスに告白した――朝の予想が的中し、眉間にシワが寄る。
「太陽って、そんな軽い人だっけ?」
「だから、そんな怖い顔しないでって。俺は本気だよ。アリスちゃんが好きなんだ」
「昨日の今日で好きになるとは、思えないんだけど」
「そりゃ、幼馴染の君たちのことを思えば、日は浅いだろうけどさ」
太陽が、ニヤリと笑う。他意はないって分かってるけど……。俺と南月の関係を軽く見られたようで、なんか腹立つ。
「何も?」
「俺、ウソは嫌いだよ」
太陽とアリスが話していた時の、アリスのあの反応。「何もない」わけがない。
強めの口調で言うと、太陽は「そんな怖い顔しないで」とおにぎりを口へ運んだ。
「昨日の夜、外でアリスちゃんと会ってさ。俺、告白した」
「……今の、聞き間違い?」
太陽がアリスに告白した――朝の予想が的中し、眉間にシワが寄る。
「太陽って、そんな軽い人だっけ?」
「だから、そんな怖い顔しないでって。俺は本気だよ。アリスちゃんが好きなんだ」
「昨日の今日で好きになるとは、思えないんだけど」
「そりゃ、幼馴染の君たちのことを思えば、日は浅いだろうけどさ」
太陽が、ニヤリと笑う。他意はないって分かってるけど……。俺と南月の関係を軽く見られたようで、なんか腹立つ。