溺愛幼なじみは甘くて強引
それに……目の前には、理央。

その大きな体を前に、思わずギュッて抱き着いてしまう自分を想像する。


って、ダメだめ。

こんな非常事態に、何を考えてるの私は……!


だけど、私が煩悩を繰り返している間に。

理央は、先生と一緒にいる人物を推測出来たらしい。「なんでアイツが」と、とても小さな声で漏らしてた。

そして、そんな理央の回答に赤ペンをいれるように。先生は、一緒にいる人物の名前を呼んだ。


「ところで、最近調子はどう?

佐竹くん」


「!?」
「やっぱり……」


え、太陽くん?

今すぐそこに、太陽くんがいるの?
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