溺愛幼なじみは甘くて強引
「でも、どうなるか分からないのが恋だと思う。私だって、理央とずっと幼馴染のままでいると思ってたから」

「はいはい。のろけ話は聞きたくナイナイ」

「の、のろけじゃないよ!」


慌てて否定する私の頭に、太陽くんは自分の手を優しくバウンドさせた。ポンポンと。


「とにかく。俺はね、女の人の困った顔を放っておけないだけ。

そして、女の人を傷つける人が、嫌いなだけ。

でも……うん。そうだなぁ」

「どうしたの?」

「もし俺自身が女の子を傷つけるような事をしたらさ、俺のほっぺを叩いてよ。目が覚めるくらい、強烈なやつ」

「た、叩くって……」


そんなこと出来ないって知ってるくせに!やっぱり太陽くんは、自分で言ってた通り「意地悪」なのかも……。
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