溺愛幼なじみは甘くて強引
「私が日本に戻ってきた理由なんて、一つだよ……理央がいるから戻ってきたのに!

理央の隣にいたくて、たくさん勉強も頑張ったのに!なのに……

なんで、なんでっ!」

「うん」

「理央のバカ!嫌い!一途過ぎるのよ!ずっと南月に振り向いてもらえなかったんだから、さっさと諦めればよかったのに!

なんで高校生になってまで、ずっと好きなのよ!バカだよ!」

「……うん、その通りだよ」


南月をずっと好きでいる事を、辛いと感じた事はなかった。ずっと傍にいたし、南月が俺以外の男と付き合うことはなかったから。


だけど――

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