溺愛幼なじみは甘くて強引
「そうそう」


真琴ちゃんは「いや~南月があんなにお酒に弱かったとは」と、申し訳なさそうに頬をポリポリかいていた。

そこへ、太陽くんが入って来る。


「朝チョコを貰った時にさ、俺はすぐに食べたんだよ。そうしたらお酒入りって気づいて」


『ねぇ真琴ちゃん、これお酒入ってるよ?』

『げ、マジ?もう南月に渡しちゃった』

『微量だし問題ないんじゃない?』

『なら、いっか』


真琴ちゃんと太陽くん。二人揃って「南月に悪い事しちゃったねぇ」と言い合っている。

それを見ていたアリスちゃんは、一言――


「日本人って、末恐ろしいわ……!!」


と、更なるカルチャーショックを受けていたのだった。

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