溺愛幼なじみは甘くて強引



と、そんな事があったとは知らない私達。

太陽くんの秘密の隠れ家――体育倉庫にお邪魔して、理央が必死に私を介抱(かいほう)していた。


「ここなら、脱いでいいから」

「ん……っ、熱い、」

「わ〜、もう……っ」


纏う布を、どんどん脱ぐ私。

それを見て、私よりも熱を帯び始める理央。


「拷問だ……、南月のバカ」


頭を抱えて、理央は目を伏せていた。

そんな「本能と理性の狭間で葛藤する」彼に……私はとんでもない事を言ってのける。


「理央も脱いじゃえば?」
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