溺愛幼なじみは甘くて強引
「――は?」

「だって、熱いでしょ?なら、二人で脱ごうよ」

「つまり……裸になるって事?」

「うん、」


そうだよ?


その言葉を聞いた瞬間。


理央は顔を真っ赤にさせ、全身をこれでもかと火照らせた私を、押し倒す。

そして、既に下着だけになった私の上半身を見て――


「さすがに、もう限界」


私の胸元に、顔を近づけた。


「ん……っ、理央」

「はぁ、南月。かわいい」


私に覆いかぶさった理央は、私の首を中心に、いたるところにキスを散らした。


頬、口、首、そして――胸元。


さすがに胸元にキスをされると……その場の雰囲気が、ガラリと変わる。


今まで開けていなかった部屋の扉を開けるみたいに。冷静さを失った私たちは、胸元にキスをすることで、

その扉の鍵を回した。


「ホック、外してもいい?」
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