溺愛幼なじみは甘くて強引
「ひゃう……っ!」


思わず高い声が出た私に、理央が「オマケ」ついでに首を舐める。

その時の理央の舌が熱くて……。一気に、のぼせてしまいそうだった。

だけど、理央は止まらない。また私の耳の近くで、甘い声で囁く。


「その代わり。南月の準備が出来たら、その時は――

絶対に逃がさないから。覚悟してね」

「っ!!」

「それだけ。じゃあ、のぼせないでね~」


パタンッ

理央は出て行き、浴室の扉は閉められた。すると、途端に体の力が抜け、思わずブクブクとお湯の泡を作ってしまう。


「う~!(理央のバカー!!)」


お湯の中で不満を言う私。だけど「噛み跡ついてるのかな」なんて。ドキドキしながら、何回も首を撫でて確認してしまう。

ハッ!噛み跡あったら嬉しいなんて……。まるでヘンタイみたいじゃん!
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