エリート同期は独占欲を隠さない
言いながら、男らしいごつごつした指が体の線をなぞるように這う。
「未尋、こっち見て」
「……やだ、恥ずかしい」
顔を逸らせば、「可愛いすぎだろ」とクスクスと笑われてしまった。
心の準備なんてできていない。それに大きな手や、襟元から逞しい胸板がチラチラ見えるたび、彼が男なんだって強く意識する。
心臓が壊れそうなほど高鳴り、炙られるように全身が熱くなった。
これからどうなってしまうのか。少しだけってどこまで? そんなことを考えていると、桐谷は未尋の背中に手を回し、ブラジャーのホックを容易く外した。
「え、嘘」
そしてふるりと現れた乳房を、持ち上げる様にして揉みしだき始めた。ただそれだけなのに、口から甘い吐息と声が漏れる。
「ふっ……んっ」
「可愛い胸。しかも想像より大きい」
「想像って、なに言って……!」
「見てたから。お前のこと。ずっと触りたいって思ってた」
「なにそれ、変態……あっ、んっ」
ぐにゅりと手の中で形を変えられ、身をよじる。先端は主張するかのように、ぷっくりと尖り始めていた。