エリート同期は独占欲を隠さない

「男はそういうの見てるって言っただろ? 好きな女ならなおさらだ」

普段冷静沈着で、傍観しているタイプの桐谷だが、女性にはこんなセリフを吐いてしまうのか。

桐谷のことなら、何でも知っているつもりだったが、今はまるで知らない桐谷がいる。

「ここ、美味しそう」

ツンと慎ましく隆起した先端を、じゅるりと口内に含まれ、思わず大きな声が上がる。

「ひぁっ、ぁ……ンッ」

そんな未尋を、劣情を帯びる視線で追いかける。小さな反応一つも見逃さないと言わんばかりの目に、眩暈がしそうになった。

ふにふにともまれながら、舌で乳首をしごかれ、甘い声が止まらない。下腹部がぞくぞくして、無意識的に膝をすり合わせた。

「やっ、ん……きり、たに……っ」
「嫌じゃなくて、気持ちいいだろ?」

見せつける様にして、先端を舐められ、恥ずかしくてたまらない。でも夢中で未尋の乳房にしゃぶりつく桐谷は、どこかいじらしくて可愛い。

「はぁっ……あ、んっ」
「未尋って感じやすいんだな」
「そんなこと……あぁっ」
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