エリート同期は独占欲を隠さない
「舐められるの嫌い?」
「ちが、そうじゃなくて……」
処女ではないものの、そんな場所を舐められるなんて、これまで経験がない。淡白で、男性の自己中心的なセックスしかしたことがなかったのだ。
桐谷は鼻の頭で茂みをかき分けると、恥肉を左右に割り開き、ぺろっと舌先で陰核を舐めた。
「ひゃああっ……」
初めて知る感覚に、大きな声が上がる。まるで電気を流されたような刺激に、目の前にチカチカと星が散る。
「気持ちいい?」
「わかんなっ……あああっ……」
生暖かいぬるついた感触が敏感な秘所を丹念に舐めまわす。恥ずかしいのに、感じてしまってる。腰をくねらせ逃げようとする未尋を、逞しい腕が取り押さえ、逃がさんばかりに抱え込む。
「やっ、んっ、きり……たに」
「素直に感じたらいい」
「はっ、あっ、でも、怖い……の、ンッ」
快感を逃すように、乱れた浴衣をギュッと握りしめる。白くて細い足は、限界まで開かれ、閉じたくても許してくれない。熱い舌が、赤く熟れた尖りを執拗にねぶる。