エリート同期は独占欲を隠さない
腰が下肢にぐっと密着すると、桐谷は幸せそうに微笑んだ。それを見ているだけで、なぜか泣きそうになった。幸せで、胸がいっぱいだったのだ。
「未尋、好きだ」
「うん、私も。桐谷が好き」
たまらずがばりと体を起こすと、首元に思いっきり抱き着いた。そんな未尋を桐谷が力強く抱きしめる。
「こういうときは名前で呼べよ」
「駿、好きだよ」
「クるな、それ」
クスクスと笑い合いながら、繋がったまま何度もキスを繰り返す。そしてゆっくり腰を動かし始めた。
体位が座位だと、キスもしやすい。それに隙間なく密着できて、素肌がこすれ合うのが気持ちがよかった。
舌を絡ませながら、桐谷が下から突き上げる。動くたびに結合部から愛液が溢れ、ぐちゅぐちゅといやらしい音が部屋に響いた。
右手は未尋を支えるように腰に添えられ、反対の手は胸をもて遊んでいる。揉みしだいて は、先端をきゅっと摘み、その度に羞恥と快楽がまじりあった喘ぎ声があげ、背をしならせた。
「ん、あっ、あっ……駿」
「未尋……っ、すごい、いい」