エリート同期は独占欲を隠さない
好きが愛しているに変わり、そして互いに向けていた愛情はいつか、自分たちの子どもに向けることになるかもしれない。
変化を恐れる人もいるけれど、時としてそれは新たな芽を運んでくれる。
なりたい自分になるために、自分らしく生きていくために繋がるのなら、怖がらず変化を選びたい。駿との関係を、変えたように。
「着いたよ」
「よし、行くか」
二人は繋いだ手にぐっと力を込めると、新たな未来へ続く扉を叩いた。
了