鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
左耳にはふたつのピアスが見えた。
「ごめん、なさい…」
うわ言のように謝る私の横を通り過ぎようとする彼。
「待って…!まっ、て、ください…っ」
その服を掴んでしまったのは…なんでだろう。
「ごめん、なさい…」
うわ言のように謝る私の横を通り過ぎようとする彼。
「待って…!まっ、て、ください…っ」
その服を掴んでしまったのは…なんでだろう。