鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
また傷つきたくないから、逃げる。



何が悪い?



ただの護身だ。



自己防衛だ、何が悪い。



「…きとーくん………」



急に呼ばれた声に、現実に引き戻されたみたいで、驚いて肩が跳ねる。


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