鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
「鬼頭はさ、人より傷つきすぎた」
歩く度に吹く風が生ぬるくて、顔をしかめる。
颯はポケットから煙草を出すと火をつけて、口に咥えた。
未成年飲酒、煙草ももう見慣れていた。
「鬼頭はもう、幸せになるべきだよ」
歩く度に吹く風が生ぬるくて、顔をしかめる。
颯はポケットから煙草を出すと火をつけて、口に咥えた。
未成年飲酒、煙草ももう見慣れていた。
「鬼頭はもう、幸せになるべきだよ」