鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
喧嘩でも意識を飛ばしたことがなかった俺が、初めて意識を飛ばした瞬間だった。
もう何も信じられない。
特に女は。
「…幸せになんかなれねぇよ」
呟く俺の声は震えていて情けなかった。
もう何も信じられない。
特に女は。
「…幸せになんかなれねぇよ」
呟く俺の声は震えていて情けなかった。