鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
透夜くんの袖をつかみ、はにかむ。



嘘でも彼女だって庇ってくれたのが、本当に嬉しかった。



「…チッ」



おじさんに向かって舌打ちをすると、荒々しくその手を離した。



逃げ帰って行くおじさんを見送る。


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