鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
「1個上だったんですね、私高1です」



私の話を聞いているのか聞いていないのかわからないけど、彼が私の歩幅に合わせて歩いてくれるのは、すごく心地が良かった。



「コンビニに停めてある」



キラキラ光る繁華街を、さっき知り合った不良くんと歩く私は、傍から見たらどう見えているんだろう。


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