鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
「暴走族の」



必要最低限しか喋らない彼が、少し遠くを見つめる。



「…鬼頭くんは、暴走族ですか?」



なんとも幼稚な質問。



「違う。…まぁ、仲はいいけど」


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