鬼頭くんは厳重取り扱い注意につき
まだまだありそうな事情を聞きたくもあったけど、これ以上は聞いちゃいけない気がした。



「…大丈夫です。きっと、弟さんも、真穂奈さんのことは、大切にしているはずです。そんなの、怖いなんて当たり前ですよ」



「…っ、…今、弟ひとり暮らしなんだねど…これで良かったのかなって思ってたの。私は彼氏と同居してて、知らなかったで済まされないことして…アパートを借りて、援助してあげることしか…出来なかったから、ずっと…っ」


< 91 / 286 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop