死ぬ準備
「ね・・・しようか?」

「ここで?」

「いや?」

「・・・」

「どうせこの後、死ぬなら」

彼女の手が股間に伸びる

「この状況で」

「この状況だから・・・しぃ、静かに」

「・・・」

唇で唇をふさがれる

「大丈夫、大きくなった」

何が大丈夫なんだ

ズボンをずらして彼女がまたがって腰を下ろす

ゆっくり彼女の中に入っていく

---

逃げるしかなかった

こんなモンスターに遭遇すると思っていなかった

人数、装備、能力が圧倒的に足りなかった。

欲を出して森に踏み込みすぎたのだろうか?

途中までは順調だった、そう思っていた。

パーティーは寄せ集めの5人

男性3人と女性2人

行動を共にするのは3回目だった

お互いの装備も能力もよくわかっていないまま

剣の女性、槍の自分、斧の男性、攻撃魔法の男性、回復魔法の女性・・・その程度で

前にいた剣と攻撃魔法の二人が倒れた、後ろにいた斧が倒れた。

襲われたことに気が付いた時には中央にいた2人で逃げた

たぶん3人はもうだめだろう

振り切って・・・物陰に隠れて・・・息を整えて

---

自分で腰を下ろしながら耳元で小さく喘ぎ声を漏らす

「あっ」

腰を抱いて深く入る

腰を動かす

「だめ、ゆっくり・・・声が漏れる」

彼女の服の下に手を入れて胸に触る

乳首を探して撫でる

声が漏れないように我慢しながら感じている

この後死ぬのか・・・とそんなことを思いながら

彼女の腰の動きが激しくなる

耳元で「もうだめ」と聞こえたような気がした

自分もそろそろと思いながら彼女の動きに合わせる

彼女が体に力を入れたタイミングで引き抜いて外に出す

腕の中で震えている

・・・この後のことをかなえると中で出してもよかったか・・・

そんなことを考えながら、待った。

---

服を整える

「さてと、死ぬ準備はできた訳だ・・・」

「そうね・・・もし」

「もし?」

「生き延びたらもう一回しようか?」

彼女は微笑んでそういった。

「そうだな・・・」

モンスターの気配を感じた

「うん、約束」

そういって、彼女は腰からメイスを取り出して魔法を唱えた

彼女の目が赤く光ったような気がして

次の瞬間、彼女はモンスターに向かって走り出す。

その場にいたモンスターをすべて撲殺して力尽きたように座り込んだ。

彼女を担いで街に戻る

背中の彼女から

「約束」

まぁ、守るしかないだろう・・・
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