クールな王子様とストーカー
ある日の午後。



「父さん!」



「なんだ」



すごく苛だった声。 

やっぱりか……



だって、わざわざ名家まで婚約を作って、
色々あの後あったんだろうな。。



でもさ…父さんほんとは違うんだろ?



「父さん。政略結婚だけど、母さんのこと好きって思ってるんだろ?母さんが父さんのことを好きなのかは知らないけどさ」



「………なぜそう思う」



「七海さん…。母さんの親友に、
頭下げに行ったって婚約者が来た日にあって聞いたんだよ」



「………そうか、けどそれと、お前に何が関係あるんだ。」


強く睨んで言葉を強調させるように言う。




< 102 / 113 >

この作品をシェア

pagetop