クールな王子様とストーカー

麻美子の思い

よかった……

やっと祐馬の本当の幸せができたのね。


「それにしても、朔斗さん。
やりすぎです」「わ、わかってる。やりすぎた………」


私の夫。朔斗さんは、とっても不器用。

息子の祐馬の恋が心配で、婚約話を持ってくるほど、祐馬のことがだーいすき。


素直じゃないったらありゃしないわ!


……でも、素直じゃないのはわたしもかも?


どうやら朔斗さんは、わたしに嫌われていると思っているらしい。


確かに最初は嫌いだったけど、
不器用で、何気に優しいところが
今では好き。


「朔斗さん。」「な、なんだ麻美子。」


ふふっ。また怒られるんじゃないかって
怯えてる。


そんなところをわたしは、


「愛してますよ。」



麻美子の思いend**
< 112 / 113 >

この作品をシェア

pagetop