クールな王子様とストーカー
「ごめん…っ!!」「んぅ……許す。可愛いなこいつは…」



「へ?」

今藍子なんか言った?……まぁ、いいやっ……!



「行こっ……ってあれ……?」


あの後ろ姿………



私は思いっきり足を踏み切って走り始めた。


ダダダダッ!


「ちょまっ、愛音っ!!!!」

(愛音の暴走は誰にも止めることができません)



「柚子日くん……!」


私の大好きな彼の姿が私の目に映った。

「お前は…………はぁ」


溜め息した?したね柚子日くん。。



まぁ……傷つかないよ。。慣れたもん………



いやでも………やっぱ傷つくよ………



「えっと……おはよう…!」


「……」


無視ですか………とほほ……


私が話していても、彼は難しそうな医学書を読んでいて目もくれない。



「無視はもう慣れたもん!……いや、やっぱ傷つくよ……!」


自分でもよく分からないけど意地を張ってそう言った。


やっぱ無視かぁ……



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