クールな王子様とストーカー
祐馬side





「蒼。大好きだよ。」




1人の声が聞こえた。



その声はいつも聞くあの子の声で……。



俺が見た視線の先は、




1人の男に抱きついている''愛音''の姿があった。




え?




愛音は俺のことが好きなはずじゃ……?





『ずっと好きでいてくれると、思ってるんだ?頭はいいくせにほんとそーゆー所駄目ね』





え?誰がそんなこと言った?




俺は知らない。




そうだ、、あの時だ。




自分の本当の好きな人がいるにもかかわらず、1人の女子と付き合った事があった。




あの時は、母親がいなくなって自暴自棄だったからだ。



母親はそんなこと望んでないのに。




俺が冷めた行動を彼女に取った時だった。



< 51 / 113 >

この作品をシェア

pagetop