クールな王子様とストーカー
☆★☆




トン、トン、トン




階段をおりていく。



「終わったんだなぁ………。」




ポト。



「あれ、雨降ってきちゃった..」




傘持ってないよ。



急いで、帰ろう。




「愛音……。。」




そこには大翔が傘を刺し、立っていた。



「ひ、ろと……。。」




ボロ。




「あ、あぁ……。うぁぁ。。」




「……」





大翔は静かに近づいて、私を傘に入れた。




そのまま私が泣き止むまで待っていてくれた。





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