クールな王子様とストーカー
♡♡♡



祐馬side





「好きだったよ。」





ああ。




なんで、俺は………



ガシャンッと音が教室に響く




愛音の事俺信じられないのか……?





愛音の思いを踏みにじり、自分を捨て、俺は何がしたいんだ。




最後出て行った時、涙を目に溜めて溢れていた彼女の目があった。




あー。思い出すだけで胸が痛い。



「はっ。自分で振ったくせに何言ってんだ俺。」




愛音。俺そんなかっこよくねぇんだよ。




今だって、好かれてんのが信じられなくて言葉失ってるし……




あ。好かれてた……か。


俺のこといつか嫌いになるって思うのが怖い。


逆に愛せなくなるって思うと自分が怖くなるんだ。




ただの臆病者なだけで、怖がりで、……。。



ただのカッコ悪いやつなんだ。



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