クールな王子様とストーカー
我儘最後だけでも聞いてよっ……



夢でも構わないよ。夢でいいから!………



腕を伸ばしたその時だった。




彼は後ろを振り向いて、歩き出した。



あ、れ……?




彼の姿が光に包まれていく。




待ってっ……!!



そうして流した涙も、真っ白な光に触れてパッと消える。


私も消えていってる……。




そっか、、、もう時間か……




「愛音。バイバイ。」



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