クールな王子様とストーカー
「ふふ。覚えてくれてて嬉しいわ。……」

前、あったことがある。愛音都合で会ったわけじゃなくて
母さんの友達の看護師としてあったことがあるんだ。



最初会った時、最後に会った愛音の面影が映ったんだ。


やっぱり沙川 七海なんだな。


「愛音の好きな人よね?藍子ちゃん」「……はい。そうです」



「で、祐馬くん……愛音こと好きなんだよね。」



「………」


今の俺はその言葉を言っていいのだろうか?



振ったくせに何様のつもりなのだろうか俺は……




けど…!!



「はい。好きです。」「ふふっ。」




七海さんは、手を口に押し当てて笑った。



「あらぁ……麻美子の旦那さん……。。朔斗さんにそっくりねぇ……」



父さんに似てる。好きですって言ってるこの姿が?


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