クールな王子様とストーカー
愛音side


夢を…見た。


随分と昔の夢だった。


私の事を大好きでいてくれた病院のある男の子。



私は、昔愛という一個年上のはとこを庇って
足を骨折してしまった。

愛ちゃんがいなくなるのが嫌で、泣いていた時に、泣かないでって…震える手で涙を拭ってくれたんだ。


私はその子のことが大好きだった。


小6まで、結婚の約束を夢見ていたんだ。


でも、小2の頃のことだからという理由で諦めていた時だった。祐馬くんに会った。



やっと気づいたよ、ゆうまくん、



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