目に視えない私と目が見えない彼
情報量が多すぎて頭がパンクしてしまいそうになり、頭を抱え込んだ。そんな私を横目に、話を止めずに説明を続ける。
「人ってほとんどの人に守護霊が憑いていて、その守護霊が災害や危険に遭わないように守ってくれてるんだ」
「守護霊・・・・・・」
守護霊って本当にいるんだ。自分にもいるのかなって、気になりちらっと後ろを振り向いた。
「あはっ、未蘭にはもう守護霊はいないよ。
死んでるんだから」
柊の言葉が、ぐさりと心に突き刺さる。
「死んでる」改めて聞くと心が痛い。
「話を戻すよ?守護霊が間違いで除霊されてしまった人や、稀に守護霊が元々いない人もいるんだ。守護霊代行の仕事は、守護霊が憑いていない人を危険から守ること」
「・・・・・・危険から守る?」
「わかりやすく言うと、道を歩いていたらモノが目の前に落ちてきて、あと1秒早かったら頭に当たってた・・・・・・!なんてヒヤッとした経験はない?」
「・・・・・・ある、かも」
少し考え込んだ後、思い当たる古い記憶がいくつかあった。
「そういう危機から守護霊か守護霊代行が守ってるんだ。小さい危機って身近にたくさんあるから」
「人を助けるのが仕事ってこと?」
「簡単に言うとそうだね」
柊から守護霊代行の説明を聞いて、懐かしい記憶を思い出した。
「子供の頃に、軒下を歩いていたら頭の後ろにつららが落ちてきたことあった。・・・後1秒遅かったら、頭を氷の大きい塊が直撃してて、大怪我するところだったの。もしかして、それも守護霊が守ってくれたってこと?」
私の話を肯定するかのように頷いた。
「それはきっと守護霊か守護霊代行が助けてくれたんだと思うよ。現世の人はみんな守護霊に守られてるんだ。僕たちがやってる事はそういう手助けだよ」
柊は優しい口調で説明してくれるので、守護霊代行の仕事のことが理解できた気がする。少しだけだけど。
「人ってほとんどの人に守護霊が憑いていて、その守護霊が災害や危険に遭わないように守ってくれてるんだ」
「守護霊・・・・・・」
守護霊って本当にいるんだ。自分にもいるのかなって、気になりちらっと後ろを振り向いた。
「あはっ、未蘭にはもう守護霊はいないよ。
死んでるんだから」
柊の言葉が、ぐさりと心に突き刺さる。
「死んでる」改めて聞くと心が痛い。
「話を戻すよ?守護霊が間違いで除霊されてしまった人や、稀に守護霊が元々いない人もいるんだ。守護霊代行の仕事は、守護霊が憑いていない人を危険から守ること」
「・・・・・・危険から守る?」
「わかりやすく言うと、道を歩いていたらモノが目の前に落ちてきて、あと1秒早かったら頭に当たってた・・・・・・!なんてヒヤッとした経験はない?」
「・・・・・・ある、かも」
少し考え込んだ後、思い当たる古い記憶がいくつかあった。
「そういう危機から守護霊か守護霊代行が守ってるんだ。小さい危機って身近にたくさんあるから」
「人を助けるのが仕事ってこと?」
「簡単に言うとそうだね」
柊から守護霊代行の説明を聞いて、懐かしい記憶を思い出した。
「子供の頃に、軒下を歩いていたら頭の後ろにつららが落ちてきたことあった。・・・後1秒遅かったら、頭を氷の大きい塊が直撃してて、大怪我するところだったの。もしかして、それも守護霊が守ってくれたってこと?」
私の話を肯定するかのように頷いた。
「それはきっと守護霊か守護霊代行が助けてくれたんだと思うよ。現世の人はみんな守護霊に守られてるんだ。僕たちがやってる事はそういう手助けだよ」
柊は優しい口調で説明してくれるので、守護霊代行の仕事のことが理解できた気がする。少しだけだけど。