目に視えない私と目が見えない彼
救う
⋆
4人目の任務を終えた私は死後の世界の事務所にいた。
イスに座り、テーブルに肘をついて、考えることはやっぱり来衣先輩のことだった。
来衣先輩が頭の中から離れてくれないけど・・・・・・これでよかったんだよ。こうするしかなかったんだ。
自分を説得するように心の中で何度も繰り返した。
「未蘭ちゃん、元気ないみたいだけど大丈夫?」
「あ、…はい。だ、大丈夫・・・です」
楓さんは私の顔を覗き込みながら優しい声をかけてくれた。
「そんな時に悪いんだど、ちょっと話があるの」
「・・・・・・どうしたんですか?」
楓さんは目を伏せて言いにくそうにしている。
なんだろう。嫌な胸騒ぎがする。
4人目の任務を終えた私は死後の世界の事務所にいた。
イスに座り、テーブルに肘をついて、考えることはやっぱり来衣先輩のことだった。
来衣先輩が頭の中から離れてくれないけど・・・・・・これでよかったんだよ。こうするしかなかったんだ。
自分を説得するように心の中で何度も繰り返した。
「未蘭ちゃん、元気ないみたいだけど大丈夫?」
「あ、…はい。だ、大丈夫・・・です」
楓さんは私の顔を覗き込みながら優しい声をかけてくれた。
「そんな時に悪いんだど、ちょっと話があるの」
「・・・・・・どうしたんですか?」
楓さんは目を伏せて言いにくそうにしている。
なんだろう。嫌な胸騒ぎがする。