目に視えない私と目が見えない彼
杏子ちゃんに誘導されて階段を上り、二階の杏子ちゃんの部屋へと移動した。
「……単刀直入に聞くけど、お兄ちゃんが死亡予定者リストに載ってるってどういうこと?にわかには信じられないよ?」
「う、うん。死後の世界には死亡予定者リストってものがあるみたいで、昨日まではなかったのに、急に来衣先輩の名前が載ってたの」
「なによ、それ。死ぬはずじゃなかったのに、急に死ぬことなんてあるの?」
「まれにあるらしいけど、珍しいって。私の任務は明後日までなんだけど、残りの時間を使って死亡予定者リストから除外するのが任務なんだ」
「急にってことは病気なはずないし、不慮の事故か自殺しかないよね」
「・・・・・・そうなんだよ。半信半疑で話を聞いて、そこまで考察できるなんてすごいね」
「未蘭さんは嘘つけるタイプじゃなさそうだし?お兄ちゃんを助けるためだもん」
スムーズに成り立つ会話に違和感がなさすぎて、とても小学生と話してるようには感じなかった。
「……単刀直入に聞くけど、お兄ちゃんが死亡予定者リストに載ってるってどういうこと?にわかには信じられないよ?」
「う、うん。死後の世界には死亡予定者リストってものがあるみたいで、昨日まではなかったのに、急に来衣先輩の名前が載ってたの」
「なによ、それ。死ぬはずじゃなかったのに、急に死ぬことなんてあるの?」
「まれにあるらしいけど、珍しいって。私の任務は明後日までなんだけど、残りの時間を使って死亡予定者リストから除外するのが任務なんだ」
「急にってことは病気なはずないし、不慮の事故か自殺しかないよね」
「・・・・・・そうなんだよ。半信半疑で話を聞いて、そこまで考察できるなんてすごいね」
「未蘭さんは嘘つけるタイプじゃなさそうだし?お兄ちゃんを助けるためだもん」
スムーズに成り立つ会話に違和感がなさすぎて、とても小学生と話してるようには感じなかった。