目に視えない私と目が見えない彼
「俺は、未蘭とデートがしたいんだよ、未蘭に決めてもらう」
「……私は、み、みんなで行きたい、かな?」
「やったあ!」
喜びの声と共に落胆するため息が聞こえてきた。
微笑ましくて幸せな気分になると同時に一つの疑問が浮かんでくる。
「杏子ちゃん、来衣先輩目が見えないのに、映画って楽しめるの?」
来衣先輩には聞こえないように、杏子ちゃんに小声でコソコソと問いかけた。
「お兄ちゃんが行く映画館は、目が見えない人のために音声ガイドを聞けるイヤホンが座席についてるから、お兄ちゃんでも楽しめるよ」
「なるほど」
音声ガイド付き映画があるとは知らなかったので驚きと、来衣先輩も楽しめると聞いて安心した。
「……私は、み、みんなで行きたい、かな?」
「やったあ!」
喜びの声と共に落胆するため息が聞こえてきた。
微笑ましくて幸せな気分になると同時に一つの疑問が浮かんでくる。
「杏子ちゃん、来衣先輩目が見えないのに、映画って楽しめるの?」
来衣先輩には聞こえないように、杏子ちゃんに小声でコソコソと問いかけた。
「お兄ちゃんが行く映画館は、目が見えない人のために音声ガイドを聞けるイヤホンが座席についてるから、お兄ちゃんでも楽しめるよ」
「なるほど」
音声ガイド付き映画があるとは知らなかったので驚きと、来衣先輩も楽しめると聞いて安心した。