目に視えない私と目が見えない彼
「本当に、病院大丈夫ですか?」
「…大丈夫だって。心配すんな」
よかった。来衣先輩が車に轢かれなくて。
まだ心臓がバクバクと鳴っている。
公園で遊んでいる子供たちは少なくて、騒がしさはなかった。
公園の時計を確認すると、針は17時になろうとしていた。
〜♬
時計の針が17時を指すと、音楽が流れ始めた。それは聞いたことのあるラブソングだった。まるで、私達のことを歌っているような切ない歌詞が胸に響いた。
「・・・・・歌が流れるんですね、この公園」
「この公園は、17時になると歌が流れるんだよ。流れる歌は毎月変わるんだ」
「・・・・・・なんだか、音楽が心に沁みるなあ」
「音楽って、頭の中に保存してる情報を引き出すのに手助けをしてくれるらしいよ」
そうだったらいいのにな。
心の中で願いを込めるようにそう思った。
「…大丈夫だって。心配すんな」
よかった。来衣先輩が車に轢かれなくて。
まだ心臓がバクバクと鳴っている。
公園で遊んでいる子供たちは少なくて、騒がしさはなかった。
公園の時計を確認すると、針は17時になろうとしていた。
〜♬
時計の針が17時を指すと、音楽が流れ始めた。それは聞いたことのあるラブソングだった。まるで、私達のことを歌っているような切ない歌詞が胸に響いた。
「・・・・・歌が流れるんですね、この公園」
「この公園は、17時になると歌が流れるんだよ。流れる歌は毎月変わるんだ」
「・・・・・・なんだか、音楽が心に沁みるなあ」
「音楽って、頭の中に保存してる情報を引き出すのに手助けをしてくれるらしいよ」
そうだったらいいのにな。
心の中で願いを込めるようにそう思った。