目に視えない私と目が見えない彼
7日間限定の彼女と約束をした。
視えなくなっても、君をみつける、と。
そう約束した途端、君は俺の前からいなくなった。未蘭が今どこでなにをしているのかわからない。
もしかしたら、早川未蘭という魂はこの世にいないかもしれない。
願うならば、素敵な来世に生まれ変わってほしい。
存在するのかわからない神様に願った。
いつもと変わらない学校。騒がしい生徒の笑い声や話し声。
いないと頭ではわかっていても、白杖の音をコツコツと響かせながら、校舎を探し回った。いくら歩いても、未蘭の光が視えることはなかった。
行かない方がいいと、頭で分かっていても、勝手に足が向いてしまう。
「あ、あのさ、二年生?」
「はい、二年です」
「……早川未蘭って」
「……早川さんは……っ事故で……」
言葉を詰まらせながら、言いにくそうに感じる。答えを聞くのが怖かった。やっぱり、未蘭は、もう……。想像する最悪の想定が頭に浮かんだ。言葉と言葉の間が、長く果てしなく感じる。
視えなくなっても、君をみつける、と。
そう約束した途端、君は俺の前からいなくなった。未蘭が今どこでなにをしているのかわからない。
もしかしたら、早川未蘭という魂はこの世にいないかもしれない。
願うならば、素敵な来世に生まれ変わってほしい。
存在するのかわからない神様に願った。
いつもと変わらない学校。騒がしい生徒の笑い声や話し声。
いないと頭ではわかっていても、白杖の音をコツコツと響かせながら、校舎を探し回った。いくら歩いても、未蘭の光が視えることはなかった。
行かない方がいいと、頭で分かっていても、勝手に足が向いてしまう。
「あ、あのさ、二年生?」
「はい、二年です」
「……早川未蘭って」
「……早川さんは……っ事故で……」
言葉を詰まらせながら、言いにくそうに感じる。答えを聞くのが怖かった。やっぱり、未蘭は、もう……。想像する最悪の想定が頭に浮かんだ。言葉と言葉の間が、長く果てしなく感じる。