目に視えない私と目が見えない彼
今、私は先輩となる柊と一緒に守護対象者の若菜さんの近くに待機している。
私たちは人からは視えていないので、こっそりする必要はないけれど、存在をばれてはいけないと言われると、衝動的に物陰にこっそり隠れてしてしまう。
「未蘭、隠れる必要はないんだよ?俺たちは、人には視えてないんだから」
「分かってるんだけど・・・・・・なんか、ね。バレてはいけないと聞くと隠れちゃうよね」
「まあ、距離が近過ぎると、驚いた時とかに思わず声が漏れて、それが聞こえちゃう時があるから、近づきすぎも要注意だね」
「・・・・・・声は聞こえちゃうんだっけ?」
「あれ?言わなかったっけ?」
情報量が多すぎて、頭がパンクしそうだったので、教えてくれたことを忘れていた。
ああ、そういえば最初に言われた気もする。
ちゃんと覚えておこう・・・・・・。
若菜さんと私たちの距離は10mほど距離がある。離れてるように感じるが、何か危険があればスッと手を伸ばせる距離でもある。
私たちは人からは視えていないので、こっそりする必要はないけれど、存在をばれてはいけないと言われると、衝動的に物陰にこっそり隠れてしてしまう。
「未蘭、隠れる必要はないんだよ?俺たちは、人には視えてないんだから」
「分かってるんだけど・・・・・・なんか、ね。バレてはいけないと聞くと隠れちゃうよね」
「まあ、距離が近過ぎると、驚いた時とかに思わず声が漏れて、それが聞こえちゃう時があるから、近づきすぎも要注意だね」
「・・・・・・声は聞こえちゃうんだっけ?」
「あれ?言わなかったっけ?」
情報量が多すぎて、頭がパンクしそうだったので、教えてくれたことを忘れていた。
ああ、そういえば最初に言われた気もする。
ちゃんと覚えておこう・・・・・・。
若菜さんと私たちの距離は10mほど距離がある。離れてるように感じるが、何か危険があればスッと手を伸ばせる距離でもある。